んとくじひろ

2008(平成20)年版

 

1月4日〜7日 当山報恩講(含準備)

当寺蔵「親鸞聖人ご絵伝」より:
29歳の親鸞聖人が比叡山を下りて京都東山
吉水の地にゆき、法然上人と対面された場面。
(中央上座の黒衣の僧が法然上人、
右側の白衣の僧が親鸞聖人)

 2007年の大晦日から2008年の正月三が日は、ここ数年の傾向とは異なって私にはやや寒く感じられました。星空の下での除夜の鐘は寒風が少々身にこたえ、翌日の元日は当地では一時的に雪が舞うような一日でありました。けれどもそのおかげでしょうか、今年の報恩講は雪の心配をすることもなく、概しておだやかな天気にめぐまれたのでした。とはいえ、特に七日は曇りがちで、本堂に坐っているとやはりそれなりに寒かったですね。そんななかで、本年も各地より報恩講にご参詣いただいた皆様にはまことにありがとうございました。本堂に集うお一人お一人の顔を拝見しながら、それぞれによくおいでいただいたと、有り難く思ったことでした。また役員の皆さんには四日の準備から七日の報恩講の終わりまで、本当にお世話になり、ただただ感謝申し上げるばかりです。ありがとうございました。また本年は大阪府泉南市より佐々木徹生先生においでいただきました。佐々木先生には二日間にわたって熱心にご法話をいただき、誠に有り難うございました。おかげさまで今年も充実した報恩講となったことを、うれしく、そしてありがたく思ったことです。どうか次のご法縁にも、どなたも足を運んでくださいますよう。再会をよろこびつつ、ともに聴聞し、お育てをいただきたいものです。

行事次第:

1月4日午前 報恩講準備 お華束づくり
  5日午前   〃     お華束づくり、幕張り、おとき準備、他
  6日終日 報恩講当日
          10時 勤行・布教
          12時 お斎とき(食事)
          13時半 勤行・御伝抄拝読・布教
          18時 勤行・布教
  7日午前・午後 報恩講
          10時 勤行・布教
          12時 お斎
          13時半 勤行・布教

写真記録:

4日〜5日:報恩講準備(お華束づくり、おとき準備、幕張り、会場設営、内陣荘厳など)

4日:お華束づくり
本年も早々にお華束づくりから
報恩講の準備にとりかかって
いただきました。

5日:玄関の幕張

5日:おとき準備
里芋、にんじん、大根の下ごしらえです。

5日:穏やかな陽射しの下、本堂の幕張も
無事終了しました。

5日:お華束などの内陣のお飾りも終わり、
明日の報恩講を待ちます。

6日〜7日:報恩講当日

大阪泉南市安楽寺ご住職、佐々木徹生師

6日午後の法座より

「当流のお念仏は、助けてくださいのナンマンダブではありません。『かならず救う、われにまかせよ』の阿弥陀さまの呼び声を聞かせていただく、阿弥陀さまの救いを確認させていただく唯一の仕方がお念仏なのです。……」

「親鸞聖人が、

『たとい大千世界に みてらん火をもすぎゆきて
仏の御名をきくひとは ながく不退にかなうなり』(浄土和讃)

(たとえ燃えさかる火が、全宇宙を覆うようであっても、ものともせずくぐり抜けて、阿弥陀仏のみ名を聞こうと努め、聞くことができた人は、かならず成仏が決まった人となる。)(真継伸彦現代語訳)

とおっしゃられたのは、つまり、『命より大事なものに、いったん出遇いなさいよ』と申されたかったのではないでしょうか。『そうすれば、あなたの命の尊さにもっと気づくことでしょう』と。……」(佐々木師ご法話より趣意抜粋)

 『歎異抄』第二条のお話、『正信偈』のこころなど、佐々木先生には笑いとともに浄土真宗のみ教えの要点をほんとうに熱心に説いていただき、まことにありがとうございました。本堂での力強く堂々としたお話ぶりを通して、また浄土真宗の魅力を新たに知らせていただいた二日間でありました。またのご縁を頂けることをご門徒の皆様とともに楽しみにしております。